【エッセイ】コーヒーショップのマシュマロちゃんとマッチョライオン

カフェでコーヒーを飲んでいるイメージ エッセイ
記事内に広告が含まれています。

※お断り※このサイトでは皆さんのお役に立つ情報を発信したいと思ってますが、【エッセイ】カテゴリはその限りではありません。

普段ぼんやり考えていることや日常の出来事を思うままに綴っています。

今回はカフェでの小さな出会いと、そこから得た気づきのおはなし。

家を早く出た朝はカフェでのんびりコーヒーを

今の仕事は電車通勤。最近は遅延に出くわすことが多くて、1時間近く足止めされることもあります。でも遅刻しないよう早め早めに。。と思うあまり早く出過ぎて時間を持てあますことも。

そんな時は、職場近くのカフェでゆっくりモーニングを楽しむことにしています。

胃腸を休ませる目的で普段は朝食とらない派。でも食べたい気分の時は迷わず食べる。

『食事は規則正しくルールを決めたほうが良いよ』と助言されることもありますが、そうやって自分に縛りを課していくとどうにも面白くない。

『私は自分の心の声に応じる方がうまくいくんですよー』と思っています。相手には言わんけど。

朝の店内は一日が始まるわくわく感に満ちています

駅近のカフェは朝から多くのお客さんで賑わっています。

PCを広げてお仕事の資料をまとめる人、WEB会議の打ち合わせをこれまたWEBで進めている人。旅行中とおぼしきファミリーは『ここは絶対行きたいよねー』と作戦会議中。

これから始まる一日へ向けたエネルギーを感じて、なんだか私もわくわくしちゃいます。

たまごサンドとコーヒーのセットを受け取り、ちょうど空いていた二人用の席へ。

店内の壁面、端から端まで続くソファに腰を落ち着け対面の椅子へ通勤バッグを置き、脱いだ上着はひざ掛け代わりにソファの上へ。。

と、上着をたたむ目線の先。隣席まで延びたソファから可愛らしい女の子の声が聞こえてきました。

お隣の席はお母さんと小さな女の子

女の子はとても小さく、ぷっくり膨らんだほっぺや手足はふわふわと柔らかそうで、まるでマシュマロみたいです。

目があったお母さんと軽く会釈を交わし『おいくつですか?』と尋ねると『もうすぐ2歳です。騒がしくしてすみません。』と、申し訳なさそうな笑顔で脱ぎ捨てられた靴やおもちゃを拾っています。

私はこの女の子を心の中で密かに″マシュマロちゃん″と命名しました。

お母さん:『もうお口空っぽ?もぐもぐした?』

マシュマロちゃん『うーん。うん!』

お母さん:『ごっくんした?あーんして?』

マシュマロちゃん:(あーんと口を開ける)

お母さん:『・・・(食べてないやん。。)』

マシュマロちゃんはニコニコ笑顔。ソファの上でてちてちと足踏みしています。

小さいのにしっかり動けるものだなぁと感心して見ていると、視線に気づいた彼女はソファ伝いにコロコロ転がるような動きで進撃してきました。

マシュマロちゃん:(私の上着に触れながら)『これ、なあに?』

私:『これは上着。ご飯もう食べた?』

マシュマロちゃん:(あーんと口を開ける)

私:『(食べてないやん。)あ、たまごサンド。私と同じだねえ』

言いながらテーブルに鎮座する私のたまごサンドを指し示すと、マシュマロちゃんはニン!っと満面の笑顔に。

私のトレイに乗ったものを次々と指さしながら『これ、なあに?』の質問タイムが始まりました。

マシュマロちゃん、マッチョライオンと出会う

マシュマロちゃん:『これ、なあに?』

私:『これはね、お水』

マシュマロちゃん:『これ、なあに?』

私:『これはレシート』

マシュマロちゃん:『これ、なあに?』

私:『これはスマホ、、』と言いかけたところで、マシュマロちゃんが訊ねているのは私のスマホではなくてスマホ画面に映し出されている、ある人物のことだと気づきました。

スマホでは私お気に入りのYoutubeチャンネル『両学長リベラルアーツ大学』の朝ライブが配信中。

ワイヤレスイヤフォンでリアルタイム視聴しながらカフェまで来ていたのでした。

両学長はお顔は可愛いライオンさんなのに、その下は成人男性と思われるボディです。

さらに衣服も身に着けず、ムキムキの筋肉をあらわにしています。マシュマロちゃんは初めて見るタイプのライオンさんに興味津々の様子。

そこで私は『これはね、マッチョライオン』と答えました。(注:両学長は自身のことを『マッチョライオン』と表現することがあるのでそれにならってみました)

直後、マシュマロちゃんはびっくりしたような、嬉しくてたまらないというような興奮気味の表情に。

ふんっと立ち上がり、『マッチュライオン!マッチュライオン!』と連呼しながらご機嫌MAXでてちてち足踏みダンスを始めました。

マシュマロちゃんから『好奇心こそ心の原動力』と学ぶ

私:(お水やレシートはスルーされたのに、マッチョライオンだけすごいリアクションいいな。。)

そこで、ハッと気づきました。

私が『マッチョライオン』と口にしたのは一度だけなのに、マシュマロちゃんはそのたった一度をしっかりと吸収して即座にアウトプットしている。これはすごいことだ。。

人は興味関心のあること、好奇心を抱くようなことに出会った時、こんなにもキラキラ輝くんだ。

なんだか心がじんわり温かくなるような心地になり、楽しそうに飛び跳ねるマシュマロちゃんをぼんやり眺めながら、『やっぱり好奇心ってすごいな、素敵だな。』と噛み締めていました。

身支度を整えたお母さんが来られて『すみません、お騒がせしました。たくさん相手してくださって、本当にありがとうございます。』と何度もぺこりぺこりお辞儀しながらマシュマロちゃんの身柄を確保。

私は『いえいえ、相手してもらったのは私の方で。とても楽しかったです』と伝えました。本当にその通りの気持ちでした。

最後にマシュマロちゃんとハイタッチして、『じゃあねー。いってらっしゃい。』とお見送り。

『これからも変わらず好きなこと・やりたいことに全力で取り組んでいこう』と再確認できた朝でした。